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皆さん、こんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?
ハンガリーは朝になると-5℃にまで気温が下がり、自転車を漕いでるだけで手がカチンカチンに冷えてしまう程、寒いです。☃❄
今日は家族について少し長く書きたいと思います。
お付き合い出来る方で構いませんので読んでみて下さい笑笑
何で家族?て思われる人もいるかもしれませ
んが、ハンガリーの家族と日本の家族は少し違う部分があるなと感じたからです。
皆さんは「家族」というワードに何を感じますか?
ハンガリーでは家族関係をとても大事にしています。
「それは日本でも同じでは?」と思う人もいるでしょう。
しかしそれでも愛情表現や絆の形は両国比べてみて違うモノを僕はハンガリーに住んで感じる事が出来ました。
僕はハンガリーに来てから2つの街に住むことになりました。
1つ目の街はブダウルシュ「Budaörs」という街です。確かハンガリーのペシュト県にあたる街だったと思います。
2つ目は現在住んでいるツェグレード「Cegléd」です。
他の地域には住んだことがないので一概にこれだとは言い切れませんが、僕がその地域で子供達や選手を指導してる時に感じたのは親御さんが子供を本当に可愛がります。
子供も両親のお腹いっぱいの愛情を受けてひと目もはばからず、頬や唇にキスを交わしたりします。
僕が出会った家族の殆どがこういった絆が家族で結ばれてる印象を受けました。
大人になっても変わらず、両親と会えば最初と最後の挨拶は主にチークキスで互いの頬にキスをしハグをします。
兄弟同士でも挨拶の初めと終わりは握手をしたり男兄弟でもチークキスをしたりもします。
ここまで書けば大体、日本とハンガリーの家族の愛情表現は違う事に皆さんは気付くと思います。
日本では子供の時は間接的な愛情表現は受けても成長して大人になるとそういったコミュニケーションは少なくなると思います。
僕が子供の時は末っ子という事もあり、親には沢山甘えました。
しかしながら間接的な愛情表現、例えばチークキス等はやった記憶がございません。
ではハンガリーと日本ではどう愛情表現が違うのかを自分なりに今から考えをまとめていきたいと思います。
ハンガリーの家族の愛情表現は主に間接的です。そして少し離れた所に暮らしていても毎日連絡を取らないと寂しいと思う人がほとんどです。
日本でも「親と離れてたら毎日連絡するよ」という人は沢山いるかと思いますが、僕の場合はそうじゃありません。
兄弟とは半年以上連絡した事が無かったり、母との連絡も1周間に1度あるかないか。
兄弟に関しては向こうから連絡を寄こすことは絶対ありません。笑
この様な話をハンガリーの知人、友人にする機会が最近とても多いのですが皆口を揃えて
「考えられない」「仲が悪いのか?」
と聞いてきます笑
だけどそうじゃありません。
僕も家族は大事ですし、年に1度母と会えば「生きている間にあと何回会えるだろう。」と感じます。
ただ僕の場合は幼い頃から家族とチークキスもしなければハグもそんなにしたことないですし、間接的な愛情表現はお互いに交わした事は少ない為、大人になってもそれが変わらないというだけです。
僕はたとえ間接的な愛情表現がなくても、母からたまにくるメールや電話で愛情を充分に感じる事が出来ます。
「気に掛けて心配してくれてる」
それだけで僕は充分です。
ハンガリーの人からすれば考えられない話かもしれませんね。
「どこかで家族の温もりや愛情を毎日感じてないと生きていけない」という考え方に近いと思いました。
日本人にもそういった人はいるでしょうけど、どちらかといえば日本は間接的な愛情よりも、
「家族と離れていても心の距離感が変わることはない」という考え方に近い気がします。
だから小学校を卒業後、地元を離れて柔道等の部活関係で東京や地方の強豪校で寮生活を送る子供達は山程います。
だからそういった子供も親も
「子供の為、親の為にもしっかり頑張る、応援する」という気持ちが強いです。
可愛い子には旅をさせよ、といいますか。
可愛いからこそ時には厳しく、辛い時には励ましたりと何より身体の距離感よりも心の距離感に強い愛情を感じる事が出来るのではと思いました。
ハンガリーの家族ではなかなかこういった関係を見る事が出来ないのでは?と渡欧してからは感じます。
誤解をして欲しくないのは
「だから日本が良い、だからハンガリーが良い」
という事を言っている訳じゃないという事です。
ただ単に国によってそういった家族関係の違いを垣間見ることが出来て凄く関心を抱いたという事です。
僕もハンガリーに渡って日本に帰国する際は母とハグする様にしました笑
息子のハグに慣れてない母は少し戸惑っていましたが、2回目の帰国からは母からハグしてくる様になりました笑
大人になってもこういった間接的な愛情表現をする事でより家族の大切さを感じる事が出来るからです。
1年に1度しか会えない。
それもあとこれから何回会えるかも分からないし、会う度にお互い歳も取って見た目も変わってきます。
だから心だけは変わらずに持ち続けていくことが大切です。
ハンガリーの人には、僕と母親や兄弟との家族関係を理解してもらう必要はないと僕は思っています。
家族関係の形は国や人によって全部違うんですから。
因みに幼い頃からずっとイジメられていた兄から連絡を寄こすことは一切ないのですが、僕が顎を痛めて顎関節症じゃないのかと自分で心配して兄に相談したら
「お前が送った歯の写メみたけど親知らずだよ」とアドバイスをくれたり
「充実した海外生活をしてて羨ましいわ」
と言ってくれます。
また小学校からそれまでずっと僕をイジメてきた兄が学校で僕が上級生にイジメられた時は仕返しに行ったり、中学や高校の時に進路で迷っていた僕に兄が母に
「あいつは頭は悪いけど毎日柔道の部活で厳しい生活をやりぬいてきてるから何処に行っても大丈夫だよ」
と説得してくれた話も僕は密かに知ってます笑
僕にとってはそれだけで充分過ぎるくらい兄弟の絆を感じてます。
僕は海外に行った最初の1年間は
「言葉が全く通じない、友達がなかなか出来ない、生活が日本に比べて不便、独りの時間になると不安になる」等で孤独を感じる毎日でした。
そこで改めて家族の大切さや有り難さを痛感する事が出来ました。
最後に一言。
日本にいる皆さんは、是非ご両親やお子さんとの家族関係を大事にして下さい!
いま会えるうちに沢山会って下さい!
長文になりましたが、今日はこのへんで🇭🇺🇯🇵
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