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Jó napot kívánok!皆さんこんにちは!

今回のブログでは非常事態宣言後のハンガリーの様子を書きます。

その日は突然訪れました。

毎日通っていた道場には入れなくなり、急遽
「明日から朝9~12時の買い物は禁止。外出も仕事、運動、買い物以外は原則禁止」と告げられました。

レストランや公共施設の出入りも禁止に

生活環境がガラッと変わり、しかしそれは全世界共通している部分

コロナによって失われた物や犠牲になった人は計り知れないです。

私はハンガリーで失業した方と出会ったり、通い慣れたレストランの顔馴染みの社員が解雇にされたり等、厳しい現実を目の当たりにしてきました。

私は運が良く今では道場も使えるようになり、不自由なく柔道指導生活を送れています。

 

およそ3ヶ月間の非常事態宣言の間は読書や語学に時間を当て、少しでも日々を充実させる事を努めてきました。

またシニアの柔道選手は試合での稼ぎが無い為、自主練習をする回数を減らし仕事や家族の手伝い等で生計を立ててる者もいました。

練習が出来ない期間は各自で出来る事をやる様に各クラブは選手達個人に任せることにしていました。

その反面、この逆境を
「今まで出来なかった事に時間を注ぐチャンス、鍛錬する時」として捉え地道にそれに取り組んで来た者と
「仕事も練習も無いしTVやゲームだけやっておこう」と娯楽にのみ時間を注いで来た者とは非常事態宣言解除後に開いた差は大きいと感じました。

非常事態宣言後の練習で再び全選手で集まって稽古をした際にその差は歴然でした。

パワーもそうだし技術面や体力面でも維持をしている者もいれば落ちている者もいるし、逆にパワーアップして帰って来た者もいました。

大事なのは誰も見てない所で自由な時間をどれだけ自分自身で活かしていくか。

勉強にもスポーツにも仕事にもそれは当てはまる部分だと思います。

この非常事態宣言をコツコツ努力し続けて、その我慢を乗り越えて来た者は殻を破る事が出来たのかも知れませんね。

 

そして各国では早くもウイルスによる『第二波』が訪れています。

ハンガリーは感染者数を抑えつつ減少傾向にはあるものの検査数を大幅に減らしてる事実もあり、いつ再び感染が再発するか分からない状況です。

ハンガリーの隣国であるウクライナ、ルーマニア、セルビアでは感染者数が増加傾向にありますのでまだまだこの危機的状況を抜け出せる兆しが無いです。

そんな絶望的な2020年ですが希望を持って指導をしていきたいです。


では今日はこのへんで!

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